11月の気象情報
2017年11月に発表された気象情報の中からいくつかの例を見てみます。
生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpやsunny-spot.netなどで過去の天気図を見ながら学習してください。
・11月は全般気象情報の発表が少ない月だった。
・北海道では、今シーズン初となる大雪に関する気象情報が発表された。
当月は、全般潮位情報と暴風と高波に関する全般気象情報が発表されました。
11月10日から11日にかけて、24時間で32hPa(10日9時:1004hPa→11日9時:972hpa)下降する「爆弾低気圧(急速に発達する低気圧)」が発生しました。
以下に、該当の全般気象情報をすべて掲載します。
11月は北海道地方気象情報が多く発表されました。この月には今季初めての大雪情報も出されたので掲載します。
強風と高波及び大雪に関する北海道地方気象情報 第7号
平成29年11月18日16時18分 札幌管区気象台発表
(見出し)
北海道地方では、19日にかけて強風や高波に注意してください。また、日本海側では、19日にかけて大雪による交通障害やなだれに注意してください。
(本文)
<気象概況>
宗谷海峡付近に、前線を伴った低気圧があって急速に発達しながら北東に進んでおり、19日朝にはサハリン付近に進むでしょう。19日は上空に真冬並みの寒気が入るため、冬型の気圧配置が強まる見込みです。
このため、北海道付近は19日にかけて気圧の傾きが大きく、大気の状態が不安定となります。
北海道地方では、19日にかけて西または北西の風が強く、海はしけるでしょう。日本海側を中心に雪が降り、降雪量の多くなる所があるでしょう。日本海側中心の雪は、20日にかけて断続的に降り続く見込みです。
<防災事項>
北海道地方では、19日にかけて強風や高波、大雪による交通障害がやなだれ、落雷や突風、ひょう、湿り雪による電線着雪、高潮による低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
<風の予想>
18日から19日にかけての最大風速(最大瞬間風速)
日本海側北部、太平洋側東部 西または北西の風
海上 18メートル(30メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
日本海側南部、太平洋側西部、オホーツク海側 西または北西の風
海上 15メートル(25メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
<波の予想>
18日から19日にかけての波の高さ
太平洋側東部 5メートル
日本海側、太平洋側西部 4メートル
オホーツク海側 3メートル
<雪の予想>
18日18時から19日18時までの24時間降雪量
日本海側 40センチ
太平洋側西部 20センチ
太平洋側東部、オホーツク海側 10センチ
日本海側を中心に、20日にかけて更に多くなる所がある見込みです。
<風の実況>
18日0時から15時までの最大瞬間風速と最大風速
(アメダスによる速報値 単位:メートル)
釧路・根室地方
釧路町知方学
最大瞬間風速 33.1 南 18日10時25分
最大風速 24.3 南 18日10時59分
胆振・日高地方
えりも岬
最大瞬間風速 32.6 西南西 18日09時35分
最大風速 22.9 西南西 18日09時38分
釧路・根室地方
釧路町市幸町
最大瞬間風速 31.2 南 18日09時29分
最大風速 22.2 南南東 18日09時47分
釧路・根室地方
根室市弥栄町
最大瞬間風速 30.3 南南東 18日09時10分
最大風速 19.7 南南東 18日10時40分
<雪の実況>
18日0時から15時までの降雪量(アメダスによる速報値)
十勝地方 芽室 22センチ
引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してください。
この情報は「暴風と高波及び雷に関する北海道地方気象情報 第6号」を引き継ぐものです。
次の北海道地方気象情報は、19日5時頃に発表する予定です。

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生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpやsunny-spot.netなどで過去の天気図を見ながら学習してください。
今回のポイント
・11月は全般気象情報の発表が少ない月だった。
・北海道では、今シーズン初となる大雪に関する気象情報が発表された。
11月の全般気象情報
当月は、全般潮位情報と暴風と高波に関する全般気象情報が発表されました。
11月1日 | 大潮による高い潮位に関する全般潮位情報 | 第1号 |
11月9日 | 暴風と高波に関する全般気象情報 | 第1号 |
11月10日 | 暴風と高波に関する全般気象情報 | 第2号 |
11月10日 | 暴風と高波に関する全般気象情報 | 第3号 |
11月11日 | 暴風と高波に関する全般気象情報 | 第4号 |
11月11日 | 暴風と高波に関する全般気象情報 | 第5号 |
暴風と高波に関する気象情報
11月10日から11日にかけて、24時間で32hPa(10日9時:1004hPa→11日9時:972hpa)下降する「爆弾低気圧(急速に発達する低気圧)」が発生しました。
以下に、該当の全般気象情報をすべて掲載します。
暴風と高波に関する気象情報 第1号
平成29年11月9日16時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
(本文)
[気圧配置など]
11日は、日本海北部を低気圧が急速に発達しながら北東に進み、11日夜に北海道付近を通過して、12日にはオホーツク海に進む見込みです。北日本を中心に、11日から12日にかけて、大荒れの天気となるでしょう。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、10日5時ころに発表する予定です。
平成29年11月9日16時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
(本文)
[気圧配置など]
11日は、日本海北部を低気圧が急速に発達しながら北東に進み、11日夜に北海道付近を通過して、12日にはオホーツク海に進む見込みです。北日本を中心に、11日から12日にかけて、大荒れの天気となるでしょう。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、10日5時ころに発表する予定です。
暴風と高波に関する気象情報 第2号
平成29年11月10日05時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
(本文)
[気圧配置など]
低気圧が急速に発達しながら、10日午後から11日朝にかけて、日本海を北東へ進む見込みです。発達した低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海へ達するでしょう。北日本を中心に、11日から12日にかけて、大荒れとなる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方、東北地方 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
11日に予想される波の高さは
北海道地方、東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。
平成29年11月10日05時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
(本文)
[気圧配置など]
低気圧が急速に発達しながら、10日午後から11日朝にかけて、日本海を北東へ進む見込みです。発達した低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海へ達するでしょう。北日本を中心に、11日から12日にかけて、大荒れとなる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方、東北地方 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
11日に予想される波の高さは
北海道地方、東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。
暴風と高波に関する気象情報 第3号
平成29年11月10日16時21分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。
(本文)
[気圧配置など]
朝鮮半島付近には前線を伴った低気圧があって、急速に発達しながら11日朝にかけて、日本海を北東へ進む見込みです。低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海へ達するでしょう。
また、11日には低気圧からのびる寒冷前線が通過するため、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北陸地方では10日夜遅くから11日にかけて、北日本では11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 海上 28メートル(40メートル)
陸上 23メートル(35メートル)
東北地方 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
北陸地方 海上 20メートル(30メートル)
陸上 18メートル(30メートル)
11日に予想される波の高さは
北海道地方 8メートル
東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
<落雷・突風>
寒冷前線の通過に伴い、西日本ではこれから11日朝にかけて、東日本と北日本では、11日は、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、11日5時頃に発表する予定です。
[訂正事項]
北陸地方の暴風に関する記述を追加しました。
平成29年11月10日16時21分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。
(本文)
[気圧配置など]
朝鮮半島付近には前線を伴った低気圧があって、急速に発達しながら11日朝にかけて、日本海を北東へ進む見込みです。低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海へ達するでしょう。
また、11日には低気圧からのびる寒冷前線が通過するため、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北陸地方では10日夜遅くから11日にかけて、北日本では11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 海上 28メートル(40メートル)
陸上 23メートル(35メートル)
東北地方 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
北陸地方 海上 20メートル(30メートル)
陸上 18メートル(30メートル)
11日に予想される波の高さは
北海道地方 8メートル
東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
<落雷・突風>
寒冷前線の通過に伴い、西日本ではこれから11日朝にかけて、東日本と北日本では、11日は、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、11日5時頃に発表する予定です。
[訂正事項]
北陸地方の暴風に関する記述を追加しました。
暴風と高波に関する気象情報 第4号
平成29年11月11日05時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に12日はじめにかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、11日は、北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。
(本文)
[気圧配置など]
低気圧が、急速に発達しながら、日本海北部を北東へ進んでいます。低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海に進む見込みです。
また、低気圧からのびる寒冷前線が東日本から西日本を通過しています。寒冷前線の通過や上空の寒気の影響により、西日本では11日朝にかけて、東日本と北日本では11日夜にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北陸地方では12日朝にかけて、非常に強い風が吹くでしょう。また、北日本と北陸地方で12日明け方にかけて、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
12日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 海上 28メートル(40メートル)
陸上 23メートル(35メートル)
東北地方 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
12日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方 8メートル
東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
<落雷・突風>
寒冷前線の通過や上空の寒気の影響により、西日本では11日朝にかけて、東日本と北日本では11日よるにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、11日17時頃に発表する予定です。
平成29年11月11日05時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に12日はじめにかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、11日は、北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。
(本文)
[気圧配置など]
低気圧が、急速に発達しながら、日本海北部を北東へ進んでいます。低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海に進む見込みです。
また、低気圧からのびる寒冷前線が東日本から西日本を通過しています。寒冷前線の通過や上空の寒気の影響により、西日本では11日朝にかけて、東日本と北日本では11日夜にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
急速に発達する低気圧の影響で、北陸地方では12日朝にかけて、非常に強い風が吹くでしょう。また、北日本と北陸地方で12日明け方にかけて、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
12日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 海上 28メートル(40メートル)
陸上 23メートル(35メートル)
東北地方 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
12日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方 8メートル
東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
<落雷・突風>
寒冷前線の通過や上空の寒気の影響により、西日本では11日朝にかけて、東日本と北日本では11日よるにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、11日17時頃に発表する予定です。
暴風と高波に関する気象情報 第5号
平成29年11月11日16時023分 気象庁予報部発表
(見出し)
発達した低気圧による暴風や高波は峠を過ぎつつありますが、北日本を中心に12日明け方まで暴風に警戒し、12日昼過ぎまで高波に警戒してください。
(本文)
[気圧配置など]
発達した低気圧が北海道付近にあって北東へ進んでいます。低気圧は12日にかけてオホーツク海を北東へ進む見込みです。低気圧に近い北日本や北陸地方では12日にかけて、気圧の傾きの大きい状態が続くでしょう。
[防災事項]
<暴風・高波>
発達した低気圧の影響で、北日本を中心に非常に強い風が吹き、海は猛烈なしけや、大しけとなっています。北日本では12日朝にかけて非常に強い風が吹くでしょう。北海道地方の海は11日夜のはじめ頃にかけて猛烈な時化となり、その後も12日昼過ぎにかけて大しけとなる見込みです。東北地方と北陸地方の海は12日明け方にかけて大しけとなるでしょう。
12日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 28メートル(40メートル)
東北地方 25メートル(35メートル)
12日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方 9メートル
東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
北日本では12日明け方まで暴風に、12日昼過ぎまで高波に警戒し、北陸地方では12日明け方まで高波に警戒してください。
[補足事項]
「暴風と高波に関する全般気象情報」は本号限りとしますが、引き続き、地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
平成29年11月11日16時023分 気象庁予報部発表
(見出し)
発達した低気圧による暴風や高波は峠を過ぎつつありますが、北日本を中心に12日明け方まで暴風に警戒し、12日昼過ぎまで高波に警戒してください。
(本文)
[気圧配置など]
発達した低気圧が北海道付近にあって北東へ進んでいます。低気圧は12日にかけてオホーツク海を北東へ進む見込みです。低気圧に近い北日本や北陸地方では12日にかけて、気圧の傾きの大きい状態が続くでしょう。
[防災事項]
<暴風・高波>
発達した低気圧の影響で、北日本を中心に非常に強い風が吹き、海は猛烈なしけや、大しけとなっています。北日本では12日朝にかけて非常に強い風が吹くでしょう。北海道地方の海は11日夜のはじめ頃にかけて猛烈な時化となり、その後も12日昼過ぎにかけて大しけとなる見込みです。東北地方と北陸地方の海は12日明け方にかけて大しけとなるでしょう。
12日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 28メートル(40メートル)
東北地方 25メートル(35メートル)
12日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方 9メートル
東北地方 7メートル
北陸地方 6メートル
です。
北日本では12日明け方まで暴風に、12日昼過ぎまで高波に警戒し、北陸地方では12日明け方まで高波に警戒してください。
[補足事項]
「暴風と高波に関する全般気象情報」は本号限りとしますが、引き続き、地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
北海道地方気象情報
11月は北海道地方気象情報が多く発表されました。この月には今季初めての大雪情報も出されたので掲載します。
11月7日 | 雷と突風に関する北海道地方気象情報 | 第1号 |
11月8日 | 雷と突風に関する北海道地方気象情報 | 第2号 |
11月8日 | 雷と突風に関する北海道地方気象情報 | 第3号 |
11月9日 | 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 | 第1号 |
11月10日 | 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 | 第2号 |
11月10日 | 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 | 第3号 |
11月10日 | 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 | 第4号 |
11月11日 | 暴風と高波及び雷に関する北海道気象情報 | 第5号 |
11月11日 | 暴風と高波及び雷に関する北海道気象情報 | 第6号 |
11月12日 | 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 | 第7号 |
11月16日 | 強風と高波に関する北海道気象情報 | 第1号 |
11月17日 | 強風と高波に関する北海道気象情報 | 第2号 |
11月17日 | 暴風と高波に関する北海道気象情報 | 第3号 |
11月17日 | 暴風と高波及び大雨に関する北海道気象情報 | 第4号 |
11月18日 | 強風と高波及び大雨に関する北海道気象情報 | 第5号 |
11月18日 | 強風と高波及び雷に関する北海道気象情報 | 第6号 |
11月18日 | 強風と高波及び大雪に関する北海道気象情報 | 第7号 |
11月19日 | 大雪と風雪に関する北海道気象情報 | 第8号 |
11月19日 | 大雪と風雪に関する北海道気象情報 | 第9号 |
11月25日 | 暴風に関する北海道気象情報 | 第1号 |
11月26日 | 暴風に関する北海道気象情報 | 第2号 |
11月27日 | 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 | 第1号 |
11月28日 | 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 | 第2号 |
11月28日 | 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 | 第3号 |
11月29日 | 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 | 第4号 |
11月29日 | 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 | 第5号 |
11月30日 | 暴風雪と高波及び大雪に関する北海道気象情報 | 第6号 |
11月30日 | 大雪に関する北海道気象情報 | 第7号 |
11月30日 | 大雪に関する北海道気象情報 | 第8号 |
強風と高波及び大雪に関する北海道地方気象情報 第7号
平成29年11月18日16時18分 札幌管区気象台発表
(見出し)
北海道地方では、19日にかけて強風や高波に注意してください。また、日本海側では、19日にかけて大雪による交通障害やなだれに注意してください。
(本文)
<気象概況>
宗谷海峡付近に、前線を伴った低気圧があって急速に発達しながら北東に進んでおり、19日朝にはサハリン付近に進むでしょう。19日は上空に真冬並みの寒気が入るため、冬型の気圧配置が強まる見込みです。
このため、北海道付近は19日にかけて気圧の傾きが大きく、大気の状態が不安定となります。
北海道地方では、19日にかけて西または北西の風が強く、海はしけるでしょう。日本海側を中心に雪が降り、降雪量の多くなる所があるでしょう。日本海側中心の雪は、20日にかけて断続的に降り続く見込みです。
<防災事項>
北海道地方では、19日にかけて強風や高波、大雪による交通障害がやなだれ、落雷や突風、ひょう、湿り雪による電線着雪、高潮による低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
<風の予想>
18日から19日にかけての最大風速(最大瞬間風速)
日本海側北部、太平洋側東部 西または北西の風
海上 18メートル(30メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
日本海側南部、太平洋側西部、オホーツク海側 西または北西の風
海上 15メートル(25メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
<波の予想>
18日から19日にかけての波の高さ
太平洋側東部 5メートル
日本海側、太平洋側西部 4メートル
オホーツク海側 3メートル
<雪の予想>
18日18時から19日18時までの24時間降雪量
日本海側 40センチ
太平洋側西部 20センチ
太平洋側東部、オホーツク海側 10センチ
日本海側を中心に、20日にかけて更に多くなる所がある見込みです。
<風の実況>
18日0時から15時までの最大瞬間風速と最大風速
(アメダスによる速報値 単位:メートル)
釧路・根室地方
釧路町知方学
最大瞬間風速 33.1 南 18日10時25分
最大風速 24.3 南 18日10時59分
胆振・日高地方
えりも岬
最大瞬間風速 32.6 西南西 18日09時35分
最大風速 22.9 西南西 18日09時38分
釧路・根室地方
釧路町市幸町
最大瞬間風速 31.2 南 18日09時29分
最大風速 22.2 南南東 18日09時47分
釧路・根室地方
根室市弥栄町
最大瞬間風速 30.3 南南東 18日09時10分
最大風速 19.7 南南東 18日10時40分
<雪の実況>
18日0時から15時までの降雪量(アメダスによる速報値)
十勝地方 芽室 22センチ
引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してください。
この情報は「暴風と高波及び雷に関する北海道地方気象情報 第6号」を引き継ぐものです。
次の北海道地方気象情報は、19日5時頃に発表する予定です。

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